第2回 これまでのプロデュース・具体例


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前田
「今回は、2回目ということで、新・家元制度を手掛けることになった経緯についてお話したいと思っています。前回に引き続き、小川晶子さんをお呼びしています。よろしくお願いします。」

小川
「よろしくお願いします。
私は、前田さんのことを『ひょうとひょうとなんでもこなす天才系プロデューサー』と勝手に呼んでいます。一見難しそうなことでも、いとも簡単にやってのけてしまう方だなあと感じているからです。楽習フォーラムで前田さんと一緒にお仕事をされている伊藤さんは、著書の中で前田さんのことを『宇宙人』と呼んでいましたよね。きっと、普通の人とは発想が違うのではないでしょうか。どうしたらそうなれるのですか。」

前田
「私は、仕組みを作っていくのが好きなんです。今まで、さまざまな仕組み作りに携わってきました。それが今につながっていると思います。
大学では、水産学を専攻していました。卒業後、地元の和歌山へ帰り、父親の仕事を手伝いました。黒板屋さんです。超衰退産業ですよね。なんとかしようと、インテリアコーディネーターの資格を取得しました。しかし、当時はまだ、インテリアコーディネーターという資格が世間にあまり認知されていません。世の中にもっと知ってもらうために、インテリアコーディネーターの学校を作ったのです。その後、商業施設のプランニングを手掛け、人を呼ぶための仕組み作りにも携わるようになりました。
その頃、趣味でミュージカルに参加し始めました。劇団のプロデュースのために小椋佳さんに曲を作ってもらい、全国ツアーをすることになったのです。私は、その集客のためにどういう仕組みを作ったらよいのかを考え、そのための仕組み作りをしていきました。結果的に、アマチュアで初めて10年間で10万人動員を達成することができ、サントリー地域文化賞もいただくことができました。その後、ミュージカルでの動員数の実績が認められ、選挙の手伝いもさせていただきました。」

小川
「先生をつくるルーツが黒板屋さんにあったとは!様々なプロデュースが、すべて今につながっていますね。」

前田
「様々な仕組み作りに携わることによって培ってきたノウハウを生かして、新・家元制度を作りました。いろいろな人に利用してもらい、活躍できる場を広げていけるようになれば、日本全体が元気になると思っています。」

小川
「楽習フォーラムを通じて、先生になっていく人がたくさん生まれています。元々は普通の主婦だった方々が多いということですが、例えばどんな方がいらっしゃいますか?」

前田
「最近でいうと、普通の主婦がオートクチュールのパリコレでデザイナーデビューを果たしました。桂由美さんと一緒にお仕事をさせてもらっていて、そのつながりで、ビーズのデザイナーをご紹介しました。すると、そのデザイナーの作品をオートクチュールのショーで使おうという話になったのです。」

小川
「すごいですね。私も、ビーズに凝っていた時期がありました。最初は、会社の先輩に教えてもらったんです。私は、もともと手先が器用なほうではないのですが、やればやるほど楽しくなり、もっと勉強をしたいという思いが湧いてきました。でも、その時は仲間もいなかったですし、自分が先生になるなんて考えもしなかったですね。」

前田
「作る喜びから、教える喜びへ変わり、作品が商品になって売れる喜びにつながっていく。オートクチュールにまでいくと、デザイナーからアーティストへの道が開かれる。私達も本人も思ってもみなかった世界が広がっていく。新・家元制度の可能性はどんどん広がっていきます。新・家元制度を導入している人々と、2年間お付き合いしてきて、輝いていく人が増えていくのを見てきました。今のところ女性が多いのですが、男性も後に続いてほしいですね。」

小川
「この放送を聴いて、私もやってみようと少しでも思ってくださる人が増えるといいですね。」

前田
「来週からは、協会を作って自分も輝き、新しい人生を歩み出した人をゲストに迎えて、お話を伺っていこうと思います。」

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