第37回 竹内エリカさん 元気な子を育てるGQ150プロジェクト
番組タイトル:日本を元気にするラジオ番組「0から1を生む力」
パーソナリティ:前田出
放送:TOKYO エフエム東京傘下のMusic Birdより全国コミュニティFM48局ネット 毎週日曜日 5:00-6:00 パワーアップモーニング内で放送
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日本を元気にするラジオ番組「0から1を生む力」ホームページ(こちらでも視聴できます)
前田
「今週は、一般財団法人日本キッズコーチング協会の竹内エリカさんをゲストに迎えています。こんにちは。」
竹内さん
「こんにちは。」
前田
「竹内さんとはインタビューがきっかけで出会いました。その後、ハーローズのメンバーとして協会ビジネスの勉強をされて、日本キッズコーチング協会を立ち上げました。
日本キッズコーチング協会はどんなことをする協会ですか?」
竹内さん
「子どもの教育や育成支援に関わるお仕事をされている方を対象に、子どもの発達や子どもを伸ばす方法を分かってもらい、現場で実際に子供たちに指導していただきます。」
前田
「それは、お母さんたちに対して?」
竹内さん
「母親として、子どもをどうやって伸ばしてあげようかと迷っている方々には、指導法の知識を提供してあげたいと思っています。
子供向けの教室をされている方々や、保育園や小学校の先生も対象にしています。」
前田
「お母さんや、自分が生徒を持っている方々を対象に、子どもに教えるスキルを身に付けてもらうのが日本キッズコーチング協会の役割なんですね。
キッズコーチングをやろうと思ったきっかけは何ですか?」
竹内さん
「2年前に前田先生にお会いしたときに、『新・家元制度』のことを知りました。私は、小さい時からずっとバレエをやってきました。バレエの先生として、3歳から教えてきた子が成人するまでになりました。先生になって、旅立ってほしいと思っていたのですが、その子たちは『先生になる自信がない』と言い出したんです。その時に、習っている子たちは先生にならないんだと気付いたんです。
先生を育てていきたいと思い、なんとか育てていく方法はないかと考えました。先生になれないのは、実際に教えるとなると、教え方を全く知らないからだと気付きました。教える側がしっかりとした知識を持っていないと、教室は持てないし、子どもを伸ばすこともできません。しっかりと体系化された指導法を提供して、ダンス、ピアノなどいろんな能力を持った人が、自信を持って子どもと向き合ってもらいたいと思い、そのための資格を作っていきたいと思ったのが始まりなんです。」
前田
「竹内さんは、もともとはダンスの先生なんですね。」
竹内さん
「そうです。小さい時から、ずっとダンスをやってきました。」
前田
「ダンスを教えるということを体系立ててきた経験を活かして、ダンスだけではなく、ピアノの先生や習字の先生にも、子どもたちが楽しんでくれて、伸びる教え方を伝えていきたいと考えたのですね。」
竹内さん
「私はダンスが一番得意だったので、ダンスという手段を使いました。私がずっと教えてきた子供たちは、不思議なことに、あまりダンサーにはならなかったんです。教育者や演劇関係の方へ進んでいった生徒たちが多かったんです。
私はダンスを通して、何か違うものを教えていたのではないかと思いました。教えていた時は分からなかったのですが、大きくなった生徒と話をしているうちに、実際には、子どものやる気や集中力を伸ばす方法を自分で使っていたんだと気付きました。
ダンスに限らず、子どもに関わる人がこの手法を使えば、表現や自分自身を出していく分野でとても役に立つのではないかと考えたんです。」
前田
「カリキュラムは自分で作ったのですか?」
竹内さん
「もともと自分がずっとやってきたことをベースに、理事に入っていただいている行動科学や運動科学の大学の先生にそれを分析していただき、7つのステップにまとめています。」
前田
「7つのステップを実践すれば、お母さんや先生が自由にのびのびと考えられる子どもを育てていけるようになるんですね。」
竹内さん
「子どもって、1人ひとりが全然違います。先生でも『なんでこの子はこうなんだろう』というように、いろいろな疑問を持たれるんです。例えば、どうしてやる気がないんだろう、落ち着きがないんだろう、集中力がないんだろうというようなことです。
集中力がない子には、7つのステップのうちの3段階目が欠けています。3段階目に戻って、指導をしていき、効果が現れたら、次の4段階目に進みましょうというように、指導の順番を提案しています。」
前田
「このカリキュラムを学ぶことによって、今までピアノを教えてきた人が、子どもの成長に合わせた指導をすることによって、ピアノを上達させることはもちろん、子どもの自立心を育てることができますよね。」
竹内さん
「学びの本質を見極めているカリキュラムになっています。学びのサイクルを作るための7段階なんです。学ぶ力を身に付けられます。
何でも興味を持ってやってみて、集中して、繰り返し検証していく。そして、それを社会に向けて実際に試していく。やっていることが何であれ、その7段階を終えると、学ぶ力がついているので、何をやっても、集中力を発揮することができます。」
前田
「子どもの学ぶ力を伸ばす仕組みは今までなかったのですか?」
竹内さん
「体系化されているものは見たことがないですね。
理論はたくさんあるのですが、現場の人はどうやって教えていいのか分からないのです。私が実際に用いた方法は、とにかく子どもにやってみる。子どもがそれにどんな反応をしたかという実践データを基にしています。受講された方々からは、分かりやすいと感想をいただいています。」
前田
「保育園の先生もそれを学べば、違う教え方ができるようになるのですか?」
竹内さん
「保育園の先生からは、『見方が変わった』とよく言われます。自分では、分かったつもりで子どもと接していたのに、実は大人の理想を押し付けてしまっていたことに気付いたという方もいらっしゃいました。
一番言われるのは、『楽になりました』ということです。」
前田
「それは、今までこうしなければならないと思っていたけれど、もっと自由にのびのびとやらせればいいと気付いたということ?」
竹内さん
「保育園や幼稚園では、何か活動をするときに子どもたちを集合させますよね。ちゃんと並んでくれないとき、先生方は怒ってしまうらしいんです。
私が提案しているのは、すべてを遊びの中に組み込んで、知らないうちに並んでしまっているようにすること。子どもは怒られることがなく、大人の並ばせたいという目的を果たすことができる。子どもとしては、自主的に遊んだだけなので、やる気が出てきて、どんどん意見が出てくるようになるんです。先生たちが指示をしなくても、発言が多くなってきます。保育園の先生や、幼稚園の先生には喜んでいただいています。」
前田
「元気な子を作ろうというプロジェクトが立ち上がりましたよね。」
竹内さん
「GQ150プロジェクトです。
今教育の分野では、IQやEQという言葉があります。IQが知能指数で、EQが性格指数です。頭がいい子がいいのか、性格がいい子がいいのかというよりも、元気な子になってほしいというのが、私の願いです。そういう意味で、元気指数のGです。IQ150といったら、天才ですよね。GQ150は元気の天才です。元気の天才を育成しようということで、私たちの日本キッズコーチング協会では『GQ150プロジェクト』を合言葉に、元気な子の育成を目指しています。」
前田
「GQ150が当たり前になればいいってこと?」
竹内さん
「もともとは、大人も元気であってほしいという気持ちが強かったんです。
子どもって、もともとは元気の天才だと思うんです。それを成長の過程でできるだけなくさないように持ち続けていてほしいと思っています。」
前田
「お母さんたちもこの講座を受けると、自分の子育てに自信が持てるようになるのですか?」
竹内さん
「お母さんの方が元気になったりもします。自分の子供への接し方以前に、子どものとき私もこうだったとか、このことを知っていれば、もっと元気になれたかもしれないという話も聞きました。
子どもだけではなくて、大人にも共通する元気のマインドのもとだと思います。」
前田
「竹内さんの子どもは元気ですか?」
竹内さん
「元気です。手に負えなくて、つらいときもありますが、元気でやる気のある子です。」
前田
「日本キッズコーチング協会のこれからのビジョンを教えてください。」
竹内さん
「子どもに関わっている方、特に、教室を持っている方にしっかりとした子どもの知識を持っていただきたいと思っています。少なくとも、間違った指導はしないでほしいですね。
相談にいらっしゃる先生には『子どもが爪を噛むようになった』とか、『笑わなくなった』という方が多いんです。そういうことが絶対に起こらないように、子どものもともとの元気な心や、やる気、集中力を伸ばした上で、テクニックを教えてくださいと言っています。根本的な知識を普遍的に持っていただきたいですね。」
前田
「そうですよね。型にはめてしまっていい子を作るよりも、元気な子を増やしていく。そういう子が日本を元気にしていくということですよね。
元気な子を育てていくGQ150プロジェクトが日本の合言葉になっていくといいと思います。」
竹内さん
「そうなっていくと、嬉しいですね。」